茅葺きワークショップ 第2回, 第3回 茅刈りのお知らせ
先日の竹伐りに引き続き、次回の茅葺きワークショップは『茅刈り』!
茅葺き屋根の主役材料「茅」を刈りに、茅の本場、御殿場まで茅刈りに行きます!
今回も、昨年水車小屋の葺き替えの時にお世話になった富士勇和産業さん( https://fuji-yuuwa.com/ )のご協力で茅場にお邪魔して刈らせていただきます。
本当は石部の茅を使えれば1番良いのですが、石部棚田にも耕作放棄されている場所にはたーっくさん茅が生えていますが、現在生えているのは曲がったり、何年も前の古い茅が混じっていたり、はたまた石部は温暖な気候なので青い葉っぱがたくさん混じっていたり。。
茅葺きで使う良い茅というのは、スッと真っ直ぐしっかりと水分が抜けて枯れているものが良いそうで、その為には毎年刈って、毎年焼かないと良い茅は生えてこないのだそう。
御殿場の茅はまさに、毎年刈って、毎年焼いて、富士山からの吹き下ろすからっ風でしっかりと乾燥していて、そこらの茅と見比べると全然質が違います。御殿場の茅は白川郷の茅葺きにも使われているそうで納得です。
石部でも茅葺きがある時代は、棚田よりもっと上の山の上に茅場がちゃんとあって(今は杉が植林されている)、毎年刈って、毎年焼いていたのだそう。
石部に限らず、それはどこの地域でも行われていて雪のある地域と降らない地域と、茅刈りの時期は違えど(石部は2月だったそうです)、ほんの2世代3世代前までは毎年毎年繰り返される人々の暮らしの一部だったんですよね。
自然の循環と共に暮らしがあったその時代を想像しつつ、ぜひこの茅刈りを体験してみませんか?
興味のある方は私たちと一緒に茅刈りしましょう!
⚫︎WORKSHOP|茅葺き小屋修復ワークショップ⚫︎
【第1回 竹伐採】 ※終了しました
茅葺き屋根の下地や足場となる竹を竹林にて伐ります。
日 程| 2025年1月19日(日) 1日間
時 間| 10:00〜16:00 場 所| 静岡県伊豆市 米崎集落内 現地集合
【第2回, 第3回 茅刈り】
茅葺き屋根の主役材料 茅を茅場に刈りに行きます。
日 程| 2025年2月11日(火祝)、2月24日(月振祝) 2日間
※ 2日間の開催ですが、どちらか1日だけも可
時 間| 9:00〜16:00 ※9時スタートに変更になりました 場 所| 静岡県御殿場市 現地集合
【第4回,第5回 茅束づくり】
屋根に葺くための下準備。刈ってきた茅で束をつくります。
日 程| 2025年3月15日(土)、16日(日)
※ 2日間の開催ですが、どちらか1日だけも可
時 間| 10:00〜16:00
場 所| 静岡県松崎町石部 旧三浦小学校
【第6回以降】
足場組み立て、茅おろし、下地解体、竹下地組み立て、茅葺き、棟上げ等 各作業ごとにワークショップ開催予定です(期日・内容未定)。
⚫︎INSTRUCTOR|講師紹介⚫︎
茅葺き職人 吉澤 裕紀(よしざわ ひろき)
34歳、南伊豆町在住。数年前に茶室を建設した際、自分で自然の素材を集めて屋根を葺くのに、茅を使うのが最も楽だろうと思い、茅葺きを始めました。昨年、石部棚田の水車小屋の修復を引き受け、仲間たちと共に完成させることができました。今回も、多くの皆さんの手で一つの屋根を作り上げたいと思っています。
⚫︎ITEM LIST|持ちもの⚫︎
□ 作業用手袋
□ 汚れても良い服装
□ 作業靴(足場の悪い所での作業になります。くるぶし以上あるものが良い。)
□ お弁当
□ 水筒
□ お昼や休憩の時の敷物やキャンプ用の折りたたみ椅子
第1回竹刈りに参加の場合(あると良い物)
□ 竹用ノコギリ
□ バールまたはナタ(枝払い用)
□ 腰ぶくろ(両手が空くように、ノコギリなどが入れられるもの)
※ 各回ごとに改めてお知らせいたします
⚫︎RESERVATION FORM|お申し込み お問い合わせ⚫︎
お申し込みは下記リンクから
https://tiny.cc/kayabuki
参加費| 各回参加費はドネーション(ご寄付いただける額)です。 皆様の参加費は今後の石部棚田の保全・茅葺き小屋の維持管理のために大切に使わせていただきます。
⚫︎主催・お問い合わせ⚫︎
石部棚田地域振興協議会 土屋 090-3303-4596